松井秀喜選手の連続出場記録じゃありませんが、そろそろ連勝が止まるかも…と漠然と思ってしまうのがニンゲンの心理というやつで。でも、自分が観に行った時に負けちゃったらやだなぁと。
だから「マリスタでビールを呑みながら観戦」という大好物(笑ぃ を断って必勝祈願としゃれこみました。もちろん、誘惑に負けないよう現地へはクルマで。
FWシートからさっそく撮影。
先発はマリーンズが予想どおり渡辺俊投手を、ドラゴンズは小笠原投手を立ててきました。昨日のあの打線ならどうにかなるんじゃないかと思ってたらさにあらず。
1回表、一死から英智選手がセカンド後方へフライ。完全に勝負はピッチャーの勝ちですが、堀選手がグラブに当てながらも取り損ないます。ちょっともったいないと思いながらも、打者走者を一塁で止めたからまぁいいかと。ところが、次の福留選手にストライクが入りません。くさいコースを突きながら外れた…という感じではなかった、ちょっとイヤな四球。案の定続くウッズ&アレックス選手に連続タイムリーを浴びいきなり2点を献上。その後は安定した投球だっただけに、このビハインドは重くなりそうな予感。
3回裏、マリーンズに初安打。先頭のパスクチ選手が、センター&ライト&セカンドのちょうど真ん中に落ちるテキサスヒット(このコトバ自体めったに聞かなくなったから由来をご存じない方も多いかもですねw)で無死二塁。続く堀選手はセカンドゴロと凡退しましたが、ランナーを三塁に進める最低限のお役目を勤め上げます。一死三塁で打順がトップに回りますが、西岡選手内野フライ、今江選手は三振で得点ならず。
4回裏、再びマリーンズが得点圏にランナーを送ります。先頭の福浦選手が四球で出塁、里崎選手がライトの頭上を越える二塁打で無死二・三塁の大チャンス。最低2点は取って同点に…と期待がふくらみますが、ベニー選手の犠牲フライによる1点のみ。ここで畳みかけられないところがヒッジョーにもどかしく感じられます。
続く5回裏。一死から堀選手がライトへツーベース。これで最低1点は取って…と思ったところへ西岡選手が三遊間を割るシングルヒットで一死一・三塁。変化球をひっかけて内野ゴロ…になったらヤバスと思ったところへ続く今江選手がレフトフライ。微妙な当たり(バファローズの5番だったら100パーストップですがw)でしたが、堀選手がタッチアップ。際どいプレーとなりましたがホームイン。同点に追いつきました。なんか残尿感とゆーか残便感とゆーかw物足りない気分ですが、ともかくこれで振り出し。渡辺俊投手が尻上がりに調子を上げていただけに、ここは打線に奮起してもらいたいもの。
6回裏、またもマリーンズが得点圏にランナーを進めます。昨日みたいな展開だったらいーかげん怒ってるところですが、3・4・5イニングの3回のうち2回が得点につながってるんですから十分。レフト前ヒットで出塁したベニー選手がワイルドピッチで労せず二進。一死二塁のチャンスで打席はサブロー選手。「ベニー三盗!」という声が聞こえます。まさかねぇと思ってたら、ベニー選手が本当に走りました。2-2か1-2かは忘れましたが(オフィシャルの記載では2-2でした)セカンドとショートがランナーを牽制する動きを見せないまま定位置に戻ったところを突いた感じ。ピッチャーが投球動作に入ろうとする瞬間、ベニー選手がスタートを切るのが視界に入りました。キャッチャーの送球が高く逸れ、見事三盗成功。サブロー選手はセンターへ犠牲フライを打ち上げ、ベニー選手が生還、逆転に成功します。タイムリーヒットなしで3点という少々不思議な逆転劇となりました。
結局このイニングは1点どまり。フランコ選手が三振を喫しチェンジになった直後、谷繁捕手がバックネットへボールを投げつけました。昨日に続きバッテリーエラーが出てしまったうえに、ほとんど安パイの選手に三盗を決められてしまい、それらが失点につながったせいで自分を責める心理もあったのかもしれませんが、あれはヴェテランらしからぬ軽率な、見苦しい振る舞いでした。衆人環視の中でやるこっちゃありませんねぇ。
7回裏直前の風船飛ばし。
7回、8回とも両軍無得点でいよいよ9回表。それまでベンチ前で肩慣らしをしていた渡辺俊投手がイニングの最中に出てこなかったので、交代がバレバレ。結果的に作戦をバラすことになるわけですからスタッフは再考するべきでは?
で、予想どおり小林雅投手&(試合前に披露された)新リリーフカーの出番か?と思ったらリリーフカーはいつものアレ。いきなり新車でしくじったらシャレになんないかも…と思ったヒト(ひょっとしたらコバマサ氏当人とか)がいたんでしょうか。ワタシはお披露目の時点でそう思ったんですが…
※追記:新リリーフカーは来月から稼働…だそうです。みなみちゃん勘ぐりすぎw
予想どおり?コバマサ氏はいきなりアレックス選手に一塁線を破られ無死二塁。ドラゴンズは高橋光選手に代えて川相選手を代打に起用。プロ野球好きのニッポンジンなら1万人中1万人が「ここはバントで送ってくる」と落合監督の采配を的中させる場面ですが、展開が展開ですからえらいプレッシャーです。川相選手、きっちり一塁側に転がしてランナーを三塁に進めます。普通なら三塁線(なおかつサードに捕らせるよう)に転がすところですが、ぎりぎりまでどっちへ転がすかを悟らせずに一塁側を狙うところが彼の真骨頂です。つづく森野選手は三振。ドラゴンズはさらに代打。谷繁選手に代えて立浪選手を代打に送ります。最後の最後に持ってくるたぁハンパねぇプレッシャーのかけ方。しかし、小林雅投手は落ち着いてセンターフライに打たせて取りゲームセット。連勝を9に伸ばし単独首位をキープしました。
ヒーローインタビュー後は、シュンスケ&コバマサ両氏がFWシート前を通りました。お約束のハイタッチが始まります。ハンディ(カメラ)の動きで、二人が近づいてくるのがわかります。いよいよワタシの目の前を、それこそ手を伸ばせば届くところを二人が通りましたが…なぜかワタシは右手を伸ばせず拍手で見送るだけでした。万一のことを考えると、やっぱり選手と直に触れようと思わない方がいいのかもしれません。