チベットのあの映像をしつこく何度も流して、なおかつ亡命政府と北京の(暴動絡みの)死者発表を並べてテロップ出すなりアナにしゃべらせておけば、単純で素直なニッポンジンに「支那国は悪の枢軸」イメージを植え付けるのは簡単だ。
先日の毒入り餃子事件がすでに風化しつつあるように、ニッポンジンは本気で怒っていない。とゅーか本気で怒る(「キレる」とゅーことではない)術を知らないとゅー表現の方が正確かも。
住専問題絡みで「国民の血税で(バブルに踊って国民の生活に有形無形の打撃を与えた挙げ句損失を出した)銀行を救済するたぁ何事か!国民は怒っているぞ!」なんて報道があったが、結局自爆テロや焼き討ちがただの1件もなかったし政権交代も起こらなかったとゅーのがイイ証拠だろう。大きく怒ることができないくせに、組織の意志決定に直接関与し得ない窓口(下っ端)の職員にネチネチ、チマチマと(行き着くところはエゴむき出しの)怒りをなすりつけてチープに溜飲を下げる(挙げ句の果てにはそれを新聞の読者欄に投稿して悦に入ったりする)バカが多いから、いつまでたっても有権者の有権者たる資質が向上しないし、影の内閣はいつまでたっても影のままなんだょ。
ついさっき、報ステでパリの聖火リレー(で聖火が消されそうになった)映像が流れていたが、ニッポンジンがこれを見て単純に人権(あるいは自然)保護を声高に叫んでいればそれが錦の御旗的存在になってしまう(論理的な反論あるいは疑問が感情論で封殺される危険性を孕む)とゅー図式に乗っかって「北京ボイコット!」なんて言い出してはならないと思う次第。シーシェパードってどこの連中だったっけ?
だって、うちらと支那国との関係はそんな感情論でひとくくりにできるほど薄っぺらいもんじゃないんだから(今のところ)。そもそも「チャイナフリー」なんてできるゎきゃないし。毛唐(の政府高官)どもにしたって、つまるところはしょせん国民の人気取り、ひいては自己保身程度に利用したろかぃくらいにしか考えてないんだからょ。
では、おまえはどう考えるのかと問われればこう答える。
「支那国にいぢめられるデメリットの方が大きいから北京五輪ボイコットは反対」。