自民党総裁選がぼちぼち動き始めた。
谷垣財務相が将来の消費税率を10%とするヴィジョンを明言したことで、LFの朝ワイド(リンクは昨日書いたので略)でリスナーにアンケートをかけていたが、最終結果は消費税率アップを「否」とする意見が圧倒的に多かった。
やっぱり国民はバカだったと改めて意気消沈の思いである。
いいかよく聞け(or読め)。
パフォーマンスだけでなにもできない、あまっさえ時計の針を逆に回して格差社会を作り出したあの
「無能宰相」コイズミジュンイチローが在任期間中に再三言ってただろう。
『自分の在任期間中は消費税率をいじらない云々』ってさ。
ここで、未来永劫政府与党&税調がコイズミの意を汲んで消費税率の論議に手をつけない…などと思っていたおめでたい脳味噌の持ち主がいっぱいいた結果が昨年の総選挙の結果だってことに気がつけよクズども。まぁ、揃いも揃って「丸投げ&問題先送りの繰り返し」で逃げ切るのを座視することしかできなかったクズばっかりだからあの結果なんだろうけどさぁ。
あの発言は「オレは消費税率上げないよ。辞めちゃった後はわかんないけどなw」と解釈しなくちゃならなかった。全国の有権者どもはヤツに文句を言う前に、選挙であいつ(あいつら)をひっくり返せなかった不明を恥じちゃどうだい。故・大平首相はコイズミほど狡猾でなかったのが災いして選挙に負けちゃったけど、ワタシはむしろ谷垣財務相が先手を打ったことについては評価している。
だってさ、団塊の世代が大量にリタイアする「2007年問題」を考えれば、直間比率はさらに見直さなくちゃならないだろう。所得税という名目の税収が減少するのは必至なんだから。それをどこで手当てするの?労働者世代の税率を上げる?ただでさえ年金を支える世代の人口が目減りしているというのにこの上また負担増なのか?労働者の一員としてはちょっと待てと言いたいわけだよ。
「税金の無駄遣いを是正するのが先」「ムダな公共事業を削減しろ」なんていう抽象的な意見は聞き飽きた。反対するにしても、もうちょっと具体的な(つまりは説得力のある)意見を出せ。新聞屋やテレビ屋が書いたりしゃべったりする記事やコメントをなぞるだけの世論なんか要らない。
てめぇんとこの機関誌やらでシミュレーションしている政党もあるけど、あれは単なる数字遊びをしてるだけだから相手にならない。失せろ!