塁審勇み足タイム、巨人サヨナラ負け(日刊スポーツウェブサイトから)
ワタシが疑問を呈したいのは次の点。著作権云々という問題はこの際棚上げにさせていただく。
…と注釈をつけてでもリンクを張って論いたくなる記事があったので。むろん、しかるべき方から指摘があればエントリの削除or訂正は適宜行う所存であるので乞うご容赦。
盗塁し、セーフと宣告されながらアウトだと勘違いした走者井生が、自軍ベンチのある一塁方向へ向かう。そのとき、なぜか審判が勝手にタイムをかけている。
※「ランナーがアウトだと勘違いした」ということについてはちゃんと裏を取ったのか?本人は「アウトだと思った」ということだが、いくらなんでも「アウトの判定」と「タイムの宣告」を間違えるか?…と考えること自体が予断だと言われればそれまでだが。草野球レヴェルだが、ワタシ自身はそんなチョンボはやったことがない。
※審判が勝手にタイムをかけた…という表現は、少なくとも野球規則5.10を読む限りにおいては正しくない。
原監督「選手が要求して審判はタイムをかけるもの。審判からタイムをかけるのを、オレは見たことがない。不自然だ。」
※頭に血が上った状態であることは容易に想像できること。原監督当人に記憶違いがあったかもしれないではないか。前述の野球規則5.10を通読せよ。そもそも選手が「タイム」を要求できる権利は明文化されていない。ゆえに、杉永塁審が本当に「気を使って」タイムをかけたとしてもそれ自体はまったく不自然ではない。
むしろ、規則をきちんと踏まえて対応するなら『だが審判は、選手からの要求があって、試合を止めてもいいと判断した上でタイムをかけるもの。』と書かれているように、選手が直接審判にタイムを要求できる状況が暗黙のうちに成立していたことの方が問題視されるべきであり、責任の一端は球団側にもあることは言うまでもない。
6月11日のロッテ戦でも、三塁ベースを踏んでいないと判定され、逆転2ランが消えてしまった。まさかの判定に泣かされ続け、連敗地獄からも抜け出せなくなっている。
※いやしくも(建前とはいえ)公正中立を大前提とするマスメディアが、スンちゃんのHR取り消しにつながった小関選手の三塁ベース踏み忘れは誤審であった…と読者に予断を与えるような文章の構成はいかがなものか。審判員の判定に関する意見を述べるのは自由だが、案件はまったく別なのであるからこのような安直な書き方は慎むべきである。
小島信行様。
たかが個人のブログに来られるとは想像していませんが(笑ぃ 万一人づてでもこの文章が貴殿の目に触れるようなことがあるなら、あの記事のフォローをされたし。