構造計算書偽造事件でアネハとかイーホームズが槍玉に挙げられてますが、相変わらず底の浅い、単に建築士やデヴェロッパーを吊し上げるだけの報道が垂れ流されているのに辟易しています。「建築基準法を始めとする法規制の運用責任は国にあるのだから国が積極的に救済措置を講じるべき」などとヨタ話をぶっ放す評論家もいたり、それらに対する一般ピーポーの反応もいつもどおりで、つまるところはこの問題も根本的な解決を見ないまま、マスメディアの商売に煽られた一過性の大騒ぎで終わっちゃうでしょう。
あのね、首相が「民にできることは民で…」なんてさんざっぱら繰り返した挙げ句、郵政民営化『だけ』を旗印にこないだの選挙で大勝ちしたばっかりでしょ。その前に起こったJR福知山線の大事故を考えれば、「民営化を無条件で是と位置づける」考えが危険なのは火を見るよりも明らかじゃないですか。だから、あの開票速報を見てワタシゃ我が目を疑いましたよ。前にも書きましたけど、国民(有権者)って、テレビや新聞・雑誌をそのまま鵜呑みにするだけでろくに自分のアタマで考えられないような馬鹿だったのかって。
国の責任がどうこうと言われますが、そもそも立法府のメンバー(議員)が選挙で選ばれる以上、悪法あるいはザル法といえども(投票に行くか行かないを問わず)国民が関与しているという概念をシカトしてもらっちゃ困ります。1945年に完全普通選挙制が導入されて今年で60年経過しますが、義務教育でこの歴史を学習したヒトの累計が相当数に達しているはずなのに、法治国家に暮らしている&議員という人種は有権者のおつむのレヴェルを正確に映す鏡であるという意識がちっとも成熟しないのは怒りを通り越して呆れ果てるってゆーもんですわよ。「どーせ罰則規定がないから」とか言って触法行為を平気の平左でやってのけるクソどもの戯れ言が「世論」になってまかり通っちゃう世の中ですからねぇ。
検査会社と国交省との間にいわゆる天下りとか派遣といった形の人的交流があったから云々という指摘もありますが、政治屋&役人どもがそーいうことをできてしまう土壌ができちまったのも、元はと言えば国民の無関心ってのが根底にあるからなんじゃないっすか?
おまけ;またまたマリーンズ優勝記念商品を買い込みました。今回のは計298円なり(笑ぃ
3方向から撮った(笑ぃ コアラのマーチ
クイッククエンチ(ってまだ売ってたんだ…)ベースのガム。『誠』&『戦』ユニの2パターン作ったりしてなかなか芸が細かい!